嫌いになりたくないの巻

しかし、1年ぶりのジャック達、
まあいろいろありましたが、
無事終わってよかったです。
重ね重ねみなさんどうもありがとう。
全然違う出のSEが流れるとか、
もう初っ端からとってもジャック達でしたね。
何一つ伝わらない告知とか、
ほんと笑かしよんなあ。
次回ライブもただいま調整中なんでもうしばらくお待ちくださいませ。
そして、「Weekly At All」その12は、
嫌いになりたくない、です。
ばばん!

この曲は、
タイツの4th ALBUM 「GET CULT」に収録されました。
「GET CULT」は、1992年の作品なんですが、
その前の「RADIO DELICATESSEN」が1988年なので、
4年のブランクがあったんです。
この4年間がねぇ、タイツ暗黒の時代なんですよ。
あ~、今思い出しても身の毛がよだつ。
「RADIO DELICATESSEN」のあと、
それまでタイツの作品をリリースしてくれた
BOXレコードが店じまいしてしまい、
出口探しに奔走する4年間でした。
もちろんその間も録音こそしませんでしたが、
ライブは続けてたわけで、新曲がたまっていきます。
で、結局もうこれは自分でやるしかないという結論に達して、
みんなの宝物レーベルを立ち上げるわけです。
まあ今と違ってCDの制作費も0が一個多い時代なので、
正に一念発起なわけですよ。
たまたまその頃詞を何曲か提供したアニメのサントラみたいなやつが
オリコンの上位に食い込んで、
まとまった印税が入ったことにも後押しされました。
それと、たまたまツアーで回った名古屋で
ふらっと入った中古盤屋で、
タイツのファーストの「GOLDEN POPS」が
2万円で売られてて、これはいかんというのも思い、
「ゴールデンどこかで」の制作も思い立ったんですね。
新レーベルの1作目が再発のなのも今一なので、
「GET CULT」の制作が始まりました。
たまりにたまった4年分の新曲を20曲録音しました。
巖ちゃんに、いくらなんでも長すぎると言われて、
結局は18曲入りのアルバムになったんですが、
それでも充分なボリュームですね。
「嫌いになりたくない」は、そんな状況の中で作られた曲なので、
狂気の1曲です。
もうこの頃は、完全に頭がおかしい人でした、オレ。
この曲の歌入れは、鈴木博文さんの湾岸スタジオで行われんですが、
この曲終盤のオレが絶叫するくだりを何度も何度もやり直してると、
コーヒーを持ってきてくれたフーちゃんが、
そのあまりの狂った状態に入るに入れずスタジオの外で立ちすくんでいたそうです。
そして、ひと段落して、入ってきて、
「一体どんなアルバムをつくっているの?」と真顔で聞かれたのが、
今でも思い出すと笑えますね。
今回のAT ALLのみなさんも譜面とにらめっこで
真顔で演奏してます。
いつも迷惑かけてすみません。
みなさんもご堪能あれ。
そして、歌詞ばばん!

「嫌いになりたくない」

ドッチラケな夜でも恋はまだ
虫の息続けてる
ソッチノケな愛でも恋はまだ
ローソクは消してない

それはいつかも忘れてしまいそうな
そこは思い出せない位遠い昔
どこかのバーで確かに君と出会い
僕は君のどこかにひかれ君をみそめ
Honey honey そんな頃を
もうずっと忘れてたね

そして何年か分ちょうど君が変わり
僕も僕で誰かとよろしくsexy drive
君の部屋に別の男の歴史がたまり
僕は君の嘘を信じることに馴れた
Honey honey さよならの
カードだけ残ったね

I don’t wanna hate you
I don’t wanna hate you
君のこと 君のこと 嫌いになりたくない

ドッチラケな夜でも恋はまだ
虫の息続けてる
ソッチノケな愛でも恋はまだ
ローソクは消してない

最後のカードが置かれた席で
君と僕は初めて同じ気持ちでいた
二人の子供が二人の大人になって
君に付けた傷の数だけ君が大事さ
Honey honey やり直しさ
君のこと 嫌いになりたくない

I don’t wanna hate you
I don’t wanna hate you
君のこと 君のこと 嫌いになりたくない

そして来週は、「シナモン・タンゴ」だよ。ご期待あれ。

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