WEBで、コント。その1

あ~、延期に中止にいろんな催し物が。
みなさん、嫌になっちゃいますね。
しかしこれも騒動の早い終息を願ってのこと
みんなでこの難局を乗り切りましょう。
みんな無事でまたライブなどで再会しましょうね。
暗い話題が多いので、ここは一つお笑いでも。
ということで、禁断のニュー新橋&ザ・チェーンの台本を
あげちゃいますよ。

ニュー新橋&ザ・チェーン

知らない人のために解説すると、ニュー新橋&ザ・チェーンとは、
2年ぐらい前に村松邦男、一色進、松田信男によって結成された
音楽とコントをするトリオで、
3回のみライブをして現在活動休止中。
また折を見て活動再開したいものです。
以下、台本ですが、
9割下ネタです。
こんなご時世だけに下ネタが一番平和でいいかと思うけど、
下ネタ嫌いな人は読まない方がいいと思いますよ。
ゲロ吐くかも。
一応配役は、
バカ隊長;村松邦男
抜作;一色進
銀次;松田信男
です。
それでは、お楽しみあれ。

      
「バカ隊長、二科展を目指すの巻」 ニュー新橋&ザ・チェーン           

公園のベンチで舎弟の銀次が東スポを読みながら誰かを待ってる。
そこにコンビニの袋を下げた抜作兄貴が現れる。

抜作「おう、銀次。しかし、あれだな。最近のコンビニは過剰サービスが過ぎると思わねぇ?おにぎり買っただけでおしぼりまでつけてくれるんだぜ。こんなもんいらねえだろ。そのぶん安くしろってんだよな。」

銀次「え、いいじゃないっすか。おしぼり。ありがたいんじゃないっすか。」

抜作「なに言っちゃてんの。おにぎり食うのに手なんか拭くのかよ。おしぼりいらねぇだろ。」

銀次「そんなことないすよ。やっぱおにぎりは箸とか使わないし、手拭いた方がいいに決まってるじゃないっすか。」

抜作「あれあれ、お前ひょっとしてトイレとか行って手とか洗っちゃうタイプ?」

銀次「当たり前じゃないっすか。」

抜作「あれあれ、なんで手なんか洗うの。お前エコじゃね~な~。お百姓さんが一生懸命作った水をそんなことに使うんだ。」

銀次「そんなことって、水はお百姓さん作んないんじゃないっすか。」

抜作「お前だいたい何がそんなに汚いんだよ。お前好きな女の子とかだったらあんなとこまでじかに舐めるくせに。汚いよ~、汚いよ~とか言われて興奮するくせに。それともなにか、箸でこうつまんじゃったりして。ん~、なんかそれはそれで興奮するな~。くすぐったいよ~、くすぐったいよ~、って。で、そのあと、汚いよ~、汚いよ~って。ん~、どうしろっつ~ンだこの野郎!」銀次を叩く。

銀次「兄貴~、痛いっすよ~。」

抜作「なに?痛い?痛くしないで、汚いよ~、くすぐったいよ~。」

銀次「兄貴、なにコンビニの袋下げて興奮してんっすか。みっともない。」

抜作「みっともないってなんだよ。そんなことよりお前オレになんか相談があったんじゃないのかよ。」

銀次「実は、そうだんねん。」

抜作「、、、まあいいや。そんなんも入れとくか。言っとくけど金ならないよ。」

銀次「兄貴金ないの、知ってますよ。実は昨日パチンコで大負けしてすっからかんでね。」

抜作「だから、金無いっつてんじゃん。」

銀次「兄貴~、最後まで聞いてくださいよ。あの~500円玉貯める貯金箱ってあるじゃないっすか。」

抜作「お~、10万貯まるってやつな。」
                                      
銀次「あれがウチにあるんっすよ。でそろそろいっぱいになってきたなって思ったんすよ。」

抜作「それじゃもう問題解決じゃないかよ。オレに5万貸してくれよ。」
                                       
銀次「兄貴に金なんか貸すぐらいなら日テレに持っていきますよ。ところがその貯金箱金入れるとこはあるんですけど、出すとこないって知らなかったんですよ。どうしたもんかな~って、思ってね。」

抜作「思ってねじゃね~よ。そんなのぶっ壊せばいいじゃね~か。」

銀次「でもね、その貯金箱が16世紀の古伊万里で30万したんすよ。」

抜作「なにを!」

銀次「で、どうしたもんかな~って、思ってね。」

抜作「ん~、お前ってほんと何者なの?なんでそんな貯金箱持ってんだよ。」

銀次「そんなこと言えるわけないじゃないすか。とくに兄貴になんて。」

抜作「まあ、オレにだけは言えないよな。って、何でだよ!やっぱこんな時は隊長に相談するっきゃね~な。」

銀次「そうっすよね~。隊長はああ見えて鋭いっすからね。」

抜作「じゃ隊長呼ぶか。」

抜作・銀次「隊長~、隊長~、バカ隊長~~!」

バカ隊長登場。

隊長「どうも、こんちわ。バカ隊長です。」

抜作・銀次「隊長~、今日もバカっすね~。」

隊長「この世には、人は見かけによらない。って言葉があるだろ。それは、そんなことないってことを、身を持って証明しなくちゃいけないって思ってます。だって、その方が分かりやすいじゃない。最近の日本はわかりにくくてだめなんだよ。」

抜作「さすが、隊長、言ってることが立派すぎて意味がさっぱりわからないですね。」

隊長「この世に意味なんていらないんだよ。意味を持つってことは人を裏切るってことだからね。」

銀次「もう哲学的すぎておそれ多いっすね。」

隊長「君たち、ボクに用事があるってことは、なにか難問を抱えてるんでしょ。ボクが解決しちゃいましょうか。」

抜作「さすが隊長、話が早いっすね。実はこいつがかくかくしかじかなんですよ。」

銀次「兄貴、さすがの隊長でもかくかくしかじかじゃわかんないと思いますよ。」

隊長「そうか銀次くんは、10万円を30万の古伊万里の貯金箱から出せないで困っていると。」

抜作「ほらな、隊長はなんでもわかっちゃうんだよ。」

銀次「すげ~、隊長、なんでわかったんすか?」

隊長「さっき、そこで全部聞いてたからね。」
                                      
抜作「なんかスピリチュアルだな~。」

銀次「さっきそこで聞いてたって言ってるじゃないすか。」

抜作「隊長~、何とかならないっすかね。」

隊長「そんなの簡単じゃない。」

銀次「隊長~、簡単なんすか?すげ~な。やっぱ隊長って言われるだけありますね。」

隊長「まあ、言われるってことが大切じゃなくて、言わせるってことが人生なんだけどね。」

抜作「隊長、哲学はいいすから、解決してくださいよ。」

隊長「解決の舞を踊るからちょっと待っててね。」

銀次「解決の舞ってなんすか?」

抜作「な、スピリチュアルだろ。」

隊長舞う。
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銀次「踊っちゃてるよ。」

隊長「解決いたします。」

抜作「ほとんど宜保愛子ですね。」

隊長「これは、ネット・オークションに出せばいいね。中に10万円入ってる30万円の古伊万里と言って、値段は40万から。」

抜作・銀次「おお~。」

抜作「やっぱ隊長はすげ~な。銀次これで解決じゃん。」

銀次「まあ今金が無いことが問題なんだけど、ありがとうございました。」

抜作「隊長、忙しいのにこんな銀次のために時間を使ってくれて感激です。」

銀次「隊長って忙しいんですか?」

抜作「忙しいに決まってるだろ。世界中の問題を解決しに現れなきゃいけないんだから。」

銀次「ハクション大魔王じゃないすか。」

隊長「それほどでもないよ。まあでも最近は個展の準備でちょっと忙しいけどね。」

銀次「個展っすか?個展ってなんの個展なんすか?」

隊長「油絵だけどね。」

銀次「隊長、絵描きだったんすか。知らなかったな~。」

抜作「隊長はなぁ、なんでも出来ちゃうんだよ。」

隊長「まあでもいきなり個展とかやっても人がこないだろ。だからとりあえず二科展にでも入賞しようかと思ってんだよ。」

銀次「すげ~な~、もう作品は相当溜まってんすか。」

隊長「いや、これから描こうかと思ってるんだよ。」

銀次「これから描くんすか。」
                                       
抜作「これから描くに決まってんじゃないか。隊長だよ。」

銀次「でも1枚くらいはあるんですよね。」

隊長「いや、0枚だよ。」

抜作「0枚に決まってるじゃないかよ。隊長を誰だと思ってるんだよ。」

銀次「0枚なのに、個展の準備中で二科展で入賞するんですね。」

隊長「そこで君たちにも協力してもらえないかなと思ってこの辺をうろうろしてたんだよ。」

銀次「とても忙しそうには見えませんね。」

抜作「うろうろしてるから忙しいんじゃないかよ。いいなあ、協力したいな~。」

隊長「何かイメージがぼやけててね~。そこで君たちに絵のモデルになってもらえないかな~と思ってるんだよ。」

抜作「処女作のモデルになれるんですね~、なんか感激だな~。」

銀次「個展の準備の二科展なのに処女作なんですね。」

隊長「なんかケンタウルスが描きたいな~。」

銀次「ケンタウルスってあの馬みたいなヤツっすか。」

抜作「あ~、あの人馬一体な、武豊みたいなヤツっすよね。」

銀次「武豊じゃないと思うけど。」

隊長「あ~、ケンタウルスが描きたいな~。」

抜作「隊長が、あ~言ってるんだからやるんだよ。お前うしろな。」

銀次「兄貴~、オレも前がいいんっすけど。」

抜作「いいから、オレの股間に後ろから頭を突っ込むんだよ。」

銀次「え~、だって兄貴はトイレ行ってもケツ拭かないんですよね~。」

抜作「ケツぐらい拭くわ。手を洗わないって言ったんだよ。」
                                      
隊長「あ~、ケンタウルスが描きたいな~。今すぐ描きたいな~。」

銀次「わかりましたよ。やりますよ~。」

ケンタウルスになって走り回る。

銀次「汚いよ~、汚いよ~。」

抜作「後ろ、うるさい!」

隊長「なんかイメージが沸いてきたよ。いいね~、いいよ~。」

抜作「角も付けちゃいましょうか。」

銀次「兄貴それ、ユニコーンですよ。」

隊長「なんかちょっと、飽きてきたな~。」

銀次「二科展なのに飽きちゃうんすか?」

隊長「飽きるってことは、新しい創造の源だからね。」
                                        
抜作「隊長、哲学はよくわからないっす。」

隊長「なんかペスターが描きたくなってきたな~。」

銀次「兄貴、ペスターってなんすか?」

抜作「お前ペスターも知らないのかよ。油獣だよ。油獣。」

銀次「ゆじゅうってなんすか、もっとわかんないすっよ。どんな字書くんすか。」
                                      
抜作「油の獣だよ。油獣なの。」

隊長「あ~、ペスター描きたいな~。今すぐ描きたいな~。」

抜作「いいからやれよ。なんかヒトデが二つくっついたみたいなやつだよ。おまえそっちやれよ。」

銀次「兄貴と手つなぐのやだな~。」

抜作「二科展なんだからやるんだよ。油欲しいよ~って。」

銀次「汚いよ~、汚いよ~。」

抜作「油欲しいよ~。」

銀次「汚いよ~、汚いよ~。」

隊長「なんかイメージ沸かないな~。顔がほしいよね。」

銀次「兄貴、顔ってなんすか?」

抜作「何かヒトデとヒトデの間にコウモリの顔みたいのがついてんだよ。」

銀次「兄貴、さっきおにぎり持ってたじゃないっすか。」

抜作「銀次、するどいね、それだよそれ。」

おにぎりで顔つくりペスターをやる。

隊長「いいね、ペスターだ。でもなんかイメージがちがうな~。やっぱり春画が描きたいかな~。」
                                         
銀次「兄貴、隊長がおかしなこと言い出しましたよ。春画って、なんか嫌な予感しますよ。兄貴と絡むのだけはほんと勘弁です。」

抜作「隊長、ちょっと春画だけはモデル変えた方がいいんじゃないすか。」

隊長「春画だよ、やっぱり。春だしね。君たちウチの嫁を知ってるかね。」

抜作「え?隊長の嫁ってハーフのジュリアンさんですよね。めっちゃ美人の。」

銀次「そんな美人なんすか?」

抜作「なんすか?じゃないよ。その昔ミス上智だったらしいよ。」

銀次「ミス上智!ハーフで美人。すごいじゃないっすか。」

隊長「お願いがあるんだけど、そのジュリアンを二人で回してくれないかね。」

銀次「兄貴、なんかとんでもない展開になってきたけど、大丈夫なんすか?」
                                    
抜作「うっ、前が!」

銀次「兄貴見栄張らないでくださいよ。もう使い物にならないって噂ですよ。」

抜作「うっ、後ろが!」

銀次「たのむからここで漏らさないでくださいよ。」
                                     
隊長「ジュリアンを連れて来てるんで頼むよ。」

銀次「えっ、ここでするんですか?もうすっかり忘れてるかもしれないけどここ公園ですよ。」

抜作「えらいこっちゃ、輪姦なのに青姦じゃ。♪輪姦青姦過剰に異常~、輪姦青姦過剰に異常~」

銀次「隊長、ついに兄貴が壊れっちゃいましたよ。どうしましょう。」

隊長「銀次くん、その紙袋にジュリアンが入ってるから膨らましてくれないか。」

銀次「これっすか、ジュリアンさんを膨らますんですね。ミス上智なのに。」

銀次ダッチワイフを膨らます。

隊長「さあ、回して、いつもより余計に回してくれないか。」

銀次「兄貴、ジュリアンさん、回しましょうよ。」

抜作・銀次「♪輪姦青姦過剰に異常~、輪姦青姦過剰に異常~。」

隊長「いいね~、いいよ~、これで二科展もばっちりだね。」

抜作・銀次「んなわけないだろ!」

銀次「これ、オチなんすか。」

隊長「こんなんでおちるわけないからね、だから楽器持ってきてんでしょ。」

抜作「あ~やっぱり、演奏がオチなんだ。嫌なグループだな。」

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